お互い年輪を重ねた印象は一瞬感じられた。彼は、白髪であった。
経済的には、小さいが2代目が継ぐ企業の会長で問題ないが、苦労したのかかもしれない。しかし、すぐに若からし頃に戻り、話題も人生の一番燃えていた時代の話になった。
目は若い頃の輝きもどり、口調も滑らかであった。話題は国政、市政、教育、経済、登録商標、人生経験、スポーツ、職業、宗教論と多岐に及んだ。今の生活に話題が移ってもやりたいことは、起業の話であったり、一人暮らす自宅をアンチーク風に改装し人が憩う空間しようと思っているらしい。
実際に自宅に招かれたが、その感が強かった。ベンツも暗い車庫
にあったが、隅々まで整頓、清掃が行き届いていた。
器用さやまめさは変わりなかった。実に、思いの実行と実現をする同級生に変わりはなかった。年輪は重ねてはいるが青春をしている感が
強かった。ある詩人が「青春とは希望を持ち続けることだ」と云って
いたがその通りだと思った。
互い、まだまだ「やりたいことをを持っている。」・・・・そんな半日で
あった。また、ステンドグラスの輝く部屋で元気で同級生の数を増やし会うのが楽しみである。出してくれたクリ―ム餡蜜も・・・・・」
4時間も会話し、健康の話がなかったのも青春している者の証拠であった。