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From: takeo tuchiya
To: ブログ更新用
Sent: Wednesday, August 11, 2010 5:09 PM
Subject: 「高校野球」
高校野球の魅力が今日も出た。
仙台育英と開星の試合である。仕事の関係で飛びとびの観戦
であるが、9回表の攻防である。二死、ランナーなし、得点5対3守る
島根開星のリード。ピッチャーはホームランを打ち気を良くしている。
誰しもこれで終わると思った。その時、ピッチャーが勝利を確信したかのようなう薄笑いを浮かべた。これが、勝利の女神を手放すことになる。私にも「何かが起こる」と予感させた。一生懸命に真摯立ち向かうスポーツに起こりがちな逆転のドラマである。
結果、6対5となった。仙台育英がリード。まだ分からない。一生
懸命さが残っている9回裏。こんどは、開星の攻撃,ランナー1,2塁一打逆転のチャンス、2アウト、外野を抜けようかといった痛烈なライナーをそれをファインプレーで再逆転を阻止したのも一生懸命な仙台育英の三瓶選手である。流れを変える油断、阻止する懸命さ、
そして、ラッキーボーイの存在がそこにはあった。
この筋書きのない奇跡的ドラマは、ひたむきで理不尽な練習を耐えた高校球児によって毎年生まれる。
だから、高校野球は魅力がある。
東東京大会の決勝戦、修徳と関東第一戦でも、3点リードの修徳の選手が、「これは勝てるぞ」といった雰囲気を見せたところがら
逆転敗退。勝利の女神は、敏感である。
実力の違いはあるが、 諦めたり、油断したり、過信したり、
基本を忘れたり、直向さを失ったとき落とし穴がある。
高校野球に見るドラマが人気があるのは、見るものに爽やかさ
を与えるだけでなく、人生の追体験に繋がっていくことも含まれて
いるかのようにも思える。
勝敗は重要だが、郷土愛をくすぐり、試合の展開に驚かされる。
優勝校には、品格が必要である。品格が出ないと優勝は難しい。
まだまだ高校野球が楽しみだ。どんなドラマをみせるのか?