戦争と聞くと、「戦争は、人を炭にする。」と思っている。
こらまで、ショックな状況は沢山あったが、その中で小学校のとき、戦争の報道写真の中に、まっくろになってまるでやけた木の枝のように、ひとがごろごろ横たわっている写真を見たときのショックはきつかった。
人がまるで炭である。生きたまま炭である。
東京大空襲で自分の家が焼かれたと同じ、東京下町の写真
である。いまでも、戦争と聞くと、その写真が脳裏の映像となる。
戦争反対は、この一枚で十分である。
しかし、人間は、世界のどこかで戦争している。・・・・・