2010年08月04日

「転がり」

 人生には、ちょっとしたことで、本意で無い方向に転がってしまう
ことが間々ある。
  今回のプロ野球西武球団の大久保前コーチが、雄星投手への
暴力とかでコーチを解雇された。
  事情は部外者なのではっきりしないが、大久保前コーチは、仕事
上、選手を一軍に昇格させよう、強く上手くなるよう彼流で二軍選手
を鍛え上げようとしていたに違いない。
 その過程で、ちょっとした手違い、感情優位の状況、彼流が通じなかった中で、本意ではなく坂道を転がるはめになって、職を失う結果が生じた。飯の種を失うにである。
 スポーツ界にありがちな罰、暴力、上下関係の威圧体質が大久保前コーチの仕事観のなかに善として染み付いていたふしもある。
 コメントの中に「コーチとして不適切な行為はなかった。」としている。
「コーチとして」である。
 いずれにせよ「転がり」はじめた。
 「転がり」は、危うい状況にあるとき。自分は安全と思っていても
地盤が緩んでいたり、足元が狭かったとき、背伸びしている時、
周囲の人を自分と同様と思ってしまう、唯我独尊状態の時など
「ちょっと」したことで「転がり」が生じる。そう、気持ちよく走っていたり
自分の能力以上に全力で走っている場合も冷静な判断はできず
転がる危険がある。
 8分の能力発揮で水準を上回ることは、自分には到底できない
マグロ的人生を送る自分にはいつも「転がり」が待ている。
 深淵にいる感覚である。
 ダイエットしつつ仕事に打ち込んでいた大久保前コーチの胸の張り
ある姿に茨城フアンとして希望を見出す。
 「野球命の人頑張れ」・・・・・・・・
posted by 東葛MAXゼミ at 02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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